我が家は幸運なことに、現在第2子を妊娠中です。ちなみに第1子は1歳11か月、絶賛イヤイヤ期突入中。
そんな中で起きた、約2か月におよぶ壮絶な体験談を今回はレポートしていきたいと思います。
この記事を読むと、、、
・妊娠×病気がいかにやばいか、辛いかがわかる!
・マイコプラズマ肺炎の恐ろしさがわかる
・これからはマイコプラズマ肺炎の人に優しくしようと思う(かも)
①はじまりは6月、梅雨時期の喘息から
私は1人目妊娠時にも妊娠喘息を患っていました。
妊娠16週頃から、夜間横になるとせきが止まらず、パルミコートという吸入薬を処方してもらい、なんとか日々をしのぐ毎日でした。
梅雨が終わると同時に喘息も落ち着いたので、2回目の妊娠もそこまで悪化しないと思っていたのが、地獄の始まりでした。
妊娠すると喘息が悪化する人、改善する人が半々らしいよ~。
私は残念ながら、悪化するタイプでした・・・・
1人目の時も喘息悪化してたね。
咳でお腹を圧迫してないか、赤ちゃんが元気か毎日心配していたよね。
②急な発熱、そして止まらない咳、眠れない夜
2人目の妊娠で大きく環境が変わったこと、それは1歳の息子が保育園の洗礼を受けてきたことでした。
大人だけの生活だと、ある程度マスクをしたり予防できることもありますが小さい子供にはそれができません。
2人目妊娠が発覚してから、胃腸炎、手足口病、溶連菌、謎の風邪と立て続けにうつされました・・・・。
大人の手足口病の感染&発症率は約1%らしい、、、
妊婦さんは免疫力が低いって聞いてたけど、本当でした・・・
何とか病気をもらいつつ生き絶え絶えに働いていた時、突然強烈な喉の痛み、そして38℃前後の発熱に襲われました。
最初はただの風邪かな、と思いました。
妊婦さんが飲める薬の種類は少ないと考え、うがい、加湿、のど飴をなめる、睡眠をよくとる、会社を休んで体を休めるなど基本的な対処を2日間しましたが一向に良くならず、むしろ悪化しました。
2日後には喉の痛みや発熱はある程度収まったものの、鼻水・痰・大量の咳が出てくるようになりました。
ドンドン弱っていく姿に心配したぞよ
一番しんどかったのは、夜中咳がひどくて、横になれないこと。そして睡眠がとれないこと。
この二つが重なって睡眠不足→体力低下→さらに状態悪化という負のループに陥ったね
私も初めての経験だったのですが、本当に咳が悪化すると体を横にすることができませんでした。
私の場合、90℃の直角状態より少しでも体を傾けると咳が出てしまい、夜も寝られず体力を消耗してしまいました。
そこで急遽ニトリで座椅子を購入し、90℃の直角状態で寝るorうつぶせ寝で寝る地獄の生活がスタートしました。
ただ、この時すでに妊娠20週前後。お腹も大きく、このような態勢ではそもそもうまく寝ることができません。
加えて、鼻水や痰の詰まりで息ができず30分~1時間ごとに起きてしまう、そんな毎日でした。
息ができなくて窒息したように起きる、こんな経験は初めてでとてもつらかったです。
何より、1日トータルで2時間程度(30分×4回など)しか寝られない日々が2週間程度続き、体力も低下、夜が来ることが怖くなり、ずっと泣いていて軽くパニック状態にも陥っていました。
妊婦検診の経腹エコーで横になることもできず、検診が受けられないのは絶望だったね
夜間に呼吸ができなくなり、近くの総合病院で救急外来(内科)に行ったものの、風邪+喘息という診断結果でした。
妊娠中ということもあり処方してもらえたのはデキストロメトルファン/アンブロキソールという咳止め・痰切りのお薬のみでした。
処方された薬では咳も風邪の症状も改善できませんでした
夜間外来だから、1万円近くかかったのに・・・・
夜間外来は基本役に立たないと思っておいた方がよいぞよ。
(本当に外科的な緊急性がある人は別かも)
③病院たらいまわし、からの肋骨骨折
〇咳が止まらない
〇鼻水と痰が止まらない
〇一瞬でも横になれない
〇睡眠がほぼとれない
〇腹圧がかかって出血も発生
〇咳込みによる肋骨の痛み ← NEW!
これまでの妊娠喘息とは明らかに症状が違いました。
日中・夜間問わずに一日中ずっと体全体を使うような強い咳込みを続けていたある時、肋骨からポキッと変な音がしました。
その後激痛が走り、体を動かすこともままならなくなりました。
動いたり、咳をするだけでも肋骨が痛い。
ただ、咳を止めることができない。
痛みでさらに寝られない・・・・・
息をするだけでもやっとの生活でした
急遽かかりつけの呼吸器内科①に行きました。
診察結果は子どもからもらった風邪に伴う【気管支炎の増悪】。私は明らかに風邪症状が悪化の原因だと思ったので、抗生物質などの処方を求めましたが、妊娠中という理由で却下。
これまでどおり、吸入薬のブデホルと共に痛み止めのカロナール錠だけ処方されました。
妊娠中ということで、レントゲンなど詳細な検査ができなかったのも長引いた一因だよね
どんなに症状が辛くても、診断上は「妊娠喘息+風邪」
息をするだけで精一杯で、歩くことも、家族と話すこともできませんでした。
何よりも周囲にこの辛さを診断名では伝えられず、理解されなかったのが辛かったです
家族目線だと、本当に「話せない」っていうのはとにかくストレス。
一緒に生活していた家族にしか、この辛さは理解できないと思うぞよ
ボロボロのからだでやっとの思いで呼吸器科①に通院してみたものの、これまで散々試して効果が出なかった吸入薬と、その場しのぎの痛み止めだけでは改善する未来がまるでみえませんでした。
そこで思い切って、セカンドオピニオンの呼吸器科②を尋ねました。
④いざセカンドオピニオン、そして総合病院へ
新たな呼吸器科を探す余力が私には残っていなかったため、急遽父方パンダに口コミがよさそうな呼吸器科をネットで探してもらい、急いで予約、車で付き添ってもらいました。
体力・気力ともに限界が来ていたから、本当に助かったよ。
家族のありがたみを感じた瞬間でした
見ていて本当に辛かったぞよ。
なんとかこの状況を打破せねば!!!
セカンドオピニオンじゃ~~
呼吸器科②では、これまでの経緯とセカンドオピニオンであることを伝えました。
その結果、抗生剤を処方していただくことができました。
咳症状は治まらなかったものの、鼻水や痰の症状は改善傾向に向かいました。
ただし、依然として以下のような状態が呼吸器科②に通院しても続いていました。
〇咳が止まらない
〇その結果、合計4個所肋骨(*レントゲン検査が不可なため、触診・問診で判断)
〇発熱症状(痛み止めのカロナールを長期間連続的に服用していたせいで発見が遅れた)
〇睡眠困難
〇体力低下、歩行困難
呼吸器科②の先生に相談した結果、現在妊娠中であり、これ以上の治療には複数の専門的な科が連なる総合病院で診てもらった方がよいとのことで、何とか近く総合病院への紹介状を書いていただけました。
やっと、これで病名が診断されるかもしれない!治るぞ!!
と思ったけど、そんなにスムーズには行きませんでした(笑)
⑤ついに診断書入手、すぐに入院8日間
ここでまたまた問題が発生。
紹介状を元に病院へ連絡を取ってみたところ、総合病院③の呼吸器科は非常に混雑しており、外来で罹れるのは一番早くても2週間後以降とのことでした・・・・
そ、そんなぁ・・・・・・
2週間も待っていたら、もう母方パンダの体力がもう限界だぞよ
紹介状に書いてもらった診断名の「気管支喘息の増悪」。
たしかにこれだけだと、後回しにされてしまうよね。。。
周りに理解されないのが本当に辛いよ~~~
この時は本当にどうしようかと思いました。折角、紹介状を書いてもらえたのに、すぐそこに総合病院③があるのに診察してもらえないなんて!!
そこでまずは、かかりつけの産婦人科に総合病院③への転院(紹介状)をお願いしました。産婦人科の先生もこれ以上喘息が悪化したら当院では検診/診察が困難ということでスムーズに対応してもらえることに!
幸いなことに、総合病院③の産婦人科は2日後に診察可能ということで早速受診しました。
そこでやっと、私の状態が想像以上に深刻であり、急遽呼吸器科への受診の必要性が高いことを伝えることができました。
この時もそもそも横になれないから、診察台にすら乗れなかったもんね
妊娠24週すぎて、本来なら中期胎児スクリーニングも予定されていたけど、全くなにも検診を受けられなかったよ。
とりあえず腹圧がかかって出血があるということで、子宮頚管長だけ何とかギリギリ測定したくらい。
赤ちゃんが元気かどうかエコーできなかったので、胎動で把握するしかなかったのだ。
とてもじゃないけど2人目の性別なんて聞ける状態じゃなかったよね
その結果翌日に、総合病院③の産婦人科の先生から呼吸器科へ院内紹介していただくことができました!!外来だと2週間以上時間がかかると聞いていたので、本当にありがたい限りです。
翌日、総合病院③の呼吸器科へ受診。血液検査と診察の結果・・・・・・・・・
妊娠喘息+マイコプラズマ肺炎が発覚。
マイコプラズマ肺炎!!!!
やっと、やっと病名が分かったぞよ!!!!
これで適切な処理を受けることができる・・・・(涙)
こんな一瞬で診断できたのに、これまでの1か月に渡る苦悩の日々は何だったのか。。。
オリンピック周期で流行ると言われている、【マイコプラズマ肺炎】。まさに今年でした。
本来であれば、15歳以下の子どもの罹患率が高いようですが、妊娠中で免疫力が低下していたこともあり罹患。妊娠喘息との合併症、発見の遅れにより重症化したみたいです。
そして血液検査の結果、健康状態が非常に悪化していたことからすぐに入院することが決定しました。
これまで停滞していた状態が一気にすすんだぞよ。
息子との二人の生活になるが、母方パンダには入院してしっかり治して元気になってほしいのだ
こんなにあれよ、あれよと入院になるとは本当にびっくり!
息子君との二人きりの生活大変だと思うけど、頼んだ・・・・・!
マイコプラズマ肺炎+妊娠喘息ということで、抗生剤の投与+抗アレルギー剤の点滴をメインとした治療をしていただきました。
また、この治療は安静が第一とのことだったので入院中はひたすら座って、ごはんを食べるを繰り返し、体力を温存しました。
今回は入院期間が1週間以上になる見込みだったので、ベット代がかからない4人部屋を選択したよ!
最初は咳で横にもなれないし、環境の変化で寝られなくて家族にも会えなくてつらかったなぁ。
入院5日目からは、60-70度の傾斜がついた角度でも少しずつ寝られるようになってきたのだ。
ママに会いたい。
ママだっこ!
その後、体調の改善傾向が観察された、入院8日目で無事退院することができました!
自宅に戻ってからは、本格的なネブライザーをレンタルしたり、約10種類くらいの薬を服用したりして可能な限り安静な生活を心掛けました。
その結果、退院して2週間後には無事仕事にも復帰できるくらいまで回復するに至りました。
まとめ:育児×妊娠×病気はまじできつい
今回の一連の流れをまとめてみました。
~スタート0日~
①妊娠喘息
~3週間後~
②発熱+のどの痛み(風邪症状)
~+1週間~
③激しい咳込み+鼻水+痰(風邪症状)
~+2週間~
④4個所肋骨骨折
~+2週間~
⑤マイコプラズマ肺炎発覚
⑥入院
合計:発症から約2か月!!
何故ここまで重症化してしまったのか、その原因は⑤にたどり着くまでに異なる呼吸器科を3回通院しなければならなかったことです。期間にして約1か月もかかりました。
その間に寝不足・咳込みに伴う体力低下 → 発熱・炎症・骨折 →重症化に至りました。
特に妊娠中は飲める薬/診察/検査など色々な制限があるため、中々治療には専念しにくい環境さもんね
セカンドオピニオンの重要性を身をもって体験したぞよ
一番は病気にかからないように予防することですが、いざ病気に罹ってしまった場合は以下の2つが重要だと感じました。
〇妊娠中で限られた診察であってもすぐに病院へ行く(早期発見/早期治療)
〇症状に違和感を感じた際は早めにセカンドオピニオンを受診
今回の私の体験がどなたかのお役に立てますとうれしいです。
ちなみに退院後は息子はしばらく完全なるパパっこに!!
パパがトイレに行くだけで泣くようになりましたとさ。
ここまで読んでくれてありがとパンダ🐼!
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