公務員初任給から見る 日本のインフレ率と資産形成

お金

この記事はこんな人向けです。

・将来現金の価値が下がるって本当?

・インフレ対策は何をしたらいいの?

母方ぱんだ
母方ぱんだ

最近、いろんなものの値上がりがすごいよね。

スーパーの卵は気づいたら100円から200円くらいになったね。

父方ぱんだ
父方ぱんだ

将来の資産形成のためには、資産を現金のまま持っておくことに対する危機感が重要だね!

そもそもインフレって何?

父方ぱんだ
父方ぱんだ

インフレは物の値段が上がって、お金(貨幣)の価値が下がることだね。

難しいことは省きますが、基本的に健全な資本主義社会ではインフレが進み、貨幣の価値が下がります。

例)インフレ率10%:卵10個100円→10個110円になる。

 もしくは100円で卵10個買えていたのに卵9個しか買えなくなる。

値上がりと聞くと悪いことのように思いますが、それ以上に私たちの給料も上がっていけば問題なく、むしろ景気が良いと言えます。

実際に政府は年間の目標インフレ率を2%に設定しています。

母方ぱんだ
母方ぱんだ

日本としても少しずつインフレすることが経済発展に重要、と考えているんだね。

過去のインフレを体感してみよう!

では、これまで日本のインフレはどんな感じで進んできたのか?

日本のインフレ率の推移を見てみましょう。

こちらのサイトから引用
母方ぱんだ
母方ぱんだ

1980年はインフレ率が約8%!

これは値上がりがすごそう。

父方ぱんだ
父方ぱんだ

2000年代前半は逆にマイナスになったりしてるね。

では、%ではなく実際のお金でインフレを表すとどのようになるでしょうか。

今回、過去の大卒公務員の初任給をグラフ化してみました。

結果がこちら。

人事院HPから作成、一部編集
母方ぱんだ
母方ぱんだ

1960年は月給12,000円!

今の1/20くらいの物価ってことね。

父方ぱんだ
父方ぱんだ

1980年前後の高いインフレや2000年代の物価の停滞を反映できてそうだね。

公務員の給料は法律で一般的な企業と同等、と定められているので、ある意味インフレをうまく表していますね。

2000年というと自分たちが小学生~中学生くらいの時代ですが、そのころから初任給で見ても20%くらいインフレが進んでいます。

そして大事なのは、今後もインフレは確実に進む、ということです。

過去を参考にすると、20年前から約1.2倍、30年前から約1.5倍程度インフレしています。

逆に、今から20年後には現在のお金の価値が約0.8倍、30年後には約0.7倍程度まで下がることも普通に起こります。

父方ぱんだ
父方ぱんだ

資産形成を目指す人にとって、30年後に目標金額に到達しても実際には足りなかった!みたいなことになっちゃうね。

なので重要なのは、次の二点です。

①インフレは今後も確実に起きるもの、と認識する。

②資産を現金(銀行預金も含む)で持たない

インフレ対策はどうする?

一番簡単なインフレ対策は「株式投資」です。

今の時代、ネットさえ繋がれば簡単・無料で証券口座を開き、取引を行うことができます。

特にオルカン(eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー、もしくはS&P500)等のインデックス投資であれば、過去平均リターンは7~10%程度と言われているので、インフレ率を差し引いても十分に資産形成を行うことができます。

これに合わせて不動産などの資産もあれば完璧ですね。

父方ぱんだ
父方ぱんだ

株式投資、不動産投資!

結局、資産形成に向けてやることは変わらない、ということだね。

母方ぱんだ
母方ぱんだ

やることは一緒でも、知ってるか知らないかで選択や行動が変わってくるよね。

やはり健全な危機意識と勉強は必要。

ではまた🐼

※参考:公務員の給与の決まり方

企業規模50人以上、事業所規模50人以上の事業所から民間給与を調査、それら同等となるように決定

政府の行政改革、国家公務員の給与決定までの流れ(資料5)から引用

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