この記事はこんな方に向けた記事です。
・貯蓄率って何?どうやって計算するの?
・今の自分の貯蓄率が知りたい
・FIREと貯蓄率ってどんな関係があるの?
貯蓄率とは
そういえば最近、貯蓄率って言葉をよく聞くようになったね
資産形成やFIREを目指すうえで、簡単かつ重要な考え方だね!
今日は貯蓄率について、一緒に考えてみよう
みなさんは自分の貯蓄率をご存じですか?
といっても定義は簡単で、貯蓄率は次の式で表せます。
貯蓄率=(収入-支出)/収入
ここでいう収入は手取りです。また分子は収入-支出=貯蓄額を表しています。
例)年収500万、手取り400万、年間支出300万
→貯蓄率=(400-300)/400=25%
ちなみに2人以上世帯の平均貯蓄率は11%、最も多いのは貯蓄率10~15%の世帯なので、一般的には貯蓄率15~20%以上あれば貯蓄率が高いと言えます。
貯蓄率とFIREの深い関係性
貯蓄率についてはなんとなくわかったけど、どんな役に経つのかな?
ポイントは貯蓄率には収入と支出の両方が含まれている点だね。
貯蓄率からFIREまでに必要な年数が計算できるよ。
貯蓄率がわかれば、FIRE(経済的自立)までに必要な年数が計算できます。
それがこちらのグラフです。
詳しく知りたい人のための補足:この計算はアメリカのトリニティ大学における論文で、毎年の支出を資産の4%に抑えつつ適切に資産運用を行えば95%以上の確率で資産が30年以上枯渇しない、という「4%ルール」に基づいています。
資産×4% = 支出 →この式をもとに式変形をしていくと次の式にたどり着きます。
(1+利回り)^年数=利回り/4%*(1-貯蓄率)/貯蓄率+1 →上のグラフになります。
ここで注目すべきなのは、FIREに必要な年数を計算するのに、年収や支出の値は関係ない、ということです。
例えば手取り年収が100万円であっても、支出が20万(!)であれば貯蓄率は80%となり、およそ5~6年でFIRE可能です。
さすがに支出20万は極端な例ですが、見かけの年収や貯蓄金額に惑わされず、支出も含めた「貯蓄率」の評価がとても重要であることがわかります。
貯蓄率が高い=高収入&低支出ってことだね!
同じ投資利回りであれば、
貯蓄率を10%改善できればFIREまでの年数を5~10年くらい短縮できるね!
貯蓄率&FIREまでの年数を計算してみよう
ではここで貯蓄率を計算してみましょう。
簡単にするため、年収(税引前)と年間の支出の2つを入力すれば計算できるようにしました。
※前提条件:年収×0.8=手取り、年間投資利回り5%
※自分の年収がわからない人→源泉徴収票を確認
年間支出がわからない人→1か月分の支出(銀行残高の差やクレジット請求額から)×12倍
年収(税引前)[単位:万円]:
年間支出[単位:万円]:
手取り概算: 万円
年間貯蓄額: 万円
貯蓄率:
FIREまでの年数: 年
FIREまでの年数、めっちゃ長い、、、
フルFIREはかなりきついよね。
この計算だと初期資産も0だからね。
サイドFIREも視野に入れたいところ。
まとめ:貯蓄率を高めよう!
今回は貯蓄率について解説していきました。
FIRE(経済的自立)を目指す指標として、この貯蓄率がとっても大切なことがわかりましたね。
こういった数字もまずは興味を持つ、知る、そして自分で計算してみるのが大事。
それが自分の知識になって、マネーリテラシー向上&資産形成に繋がっていくのだ。
次回の記事では、もう少し詳しくこの計算の中身とFIREまでの年数や条件、そしてより現実的なサイドFIREまでの年数についても解説していきます。
ではまた🐼
>>次の記事へ「貯蓄率応用編~サイドFIREまでの年数を計算してみよう~」
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