この記事は、下記のような方に向けた内容です。
・Ua値って何?どれくらいあればいいの?
・我が家はUa値が低いみたいだけど大丈夫?
Ua値とは?
最近YoutubeでUa値の話をよく見かけるよ。
一体なんの数値なのかな?
Ua値は家の断熱性能を表す指標だね。
小さいほど良い家みたいだよ。
Ua値は「外皮平均熱貫流率」という数値で、外壁や天井からの熱の伝わりやすさを表す指標です。
つまり値が小さいほど熱が逃げにくい=断熱性能の高い家ってことですね。
Ua値の基準
家の断熱性能を表すUa値ですが、まず最近になって断熱等級の新設が行われています。
特に2025年以降は等級4以上、2030年以降は等級5以上が義務化される予定です。
ふむふむ、等級は高い方が高性能なんだね。
そんでこの等級はUa値によって決まるのかな?
正確には、以下のようにUa値と住んでる地域、η acによって等級が決まるよ。
ここではとりあえずη ac(冷房期の平均日射熱取得率)は無視して話を進めるよ。
数字が多くてよくわからないよ~
まずは住んでる地域を確認しよう。
我が家は「6地域」だから、
断熱等級5にはUa値0.6が必要だね。
我が家のUa値は0.79
ところで我が家(2019年新築)の
Ua値と断熱等級はいくつだったっけ?
契約書その他もろもろを引っ張り出したところ、
我が家のUa値は0.79、断熱等級は4だったよ!
あれれ?
意外と低い、、、
というかもう少ししたら最低等級ですらなくなるの!?
時がたつのは早い、とはいえまだ家を建てて5年しか経っていないのに、新基準では我が家の断熱性能は最低ランクかそれ以下になってしまうようです。高い買い物だっただけに正直かなりショック、、、
室温はどれくらい変わるか計算してみた
うちの家もUa値を下げるために
家の改造を始めた方がいいのかな?
ちょいまち。
かなり簡易になってしまうけど、
せっかくなのでUa値がどれくらい室温に効果があるのか計算してみよう。
Ua値の単位は「W/m2・K」であり、Wは時間あたり熱量、m2は面積、Kは温度の単位です。
つまり面積1m2あたり、内外気温差1℃あたりに移動する熱量を表しています。
なので下のような仮定をおけば、時間に対する室温の変化を計算することができます。
・外気温:5℃(冬)
・内気温:20℃
・外皮面積:250m2(2階建て、床面積120m2)
・空気の比熱、密度:1000J/kg℃、1.17kg/m3(ネット上の参考値)
感覚的ですがエアコンを消すと15~30分くらいで寒さを感じるので、そんなに体感とずれてなさそうです。
こうやってみると0.79と0.6だと
そんなに違いはなさそうに見えるね。
もちろん今後家を建てる人は0.6や0.4を目指すべきだけど、
もう家を建てた人はそこまで落ち込むほどの差ではないかも?
まとめ:そんなに気にしなくてもいいかも?
今回はUa値についての勉強と、Ua値によって変わる室温の変化について考えてみました。
その後いろいろと調べていくと、Ua値はあくまで参考値であり、実際はその家の日射量や建物規模、間取りなどによって快適さは大きく変わるため、これだけで議論するのは難しいことがわかりました。
断熱性は一度構築してしまえばエアコンと違って電気代もかからないし、マイホームを建てる際のとっても重要な要因ではあるのですが、あまりに気にしすぎてどつぼにはまる(費用や検討時間をかけすぎる)ことは避けた方がよさそうですね。
実際我が家は以前の賃貸アパートと比べると、
格段にエアコンの効きのよさを感じています。
これからもお気に入りの家でコスパよく、人生楽しく過ごしていきたいですね。
ではまた🐼
参考:LIXIL
断熱性能やUa値について、また断熱等級を上げることで得られるメリット(省エネ、健康改善)についてわかりやすくまとめられています。
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